一口に引越しと言ってもそれぞれ事情があるのだろう、我が祖母も勿論その1人であり引越しの理由は70歳を超え自由きままな一人暮らしも何かと不安があるがその歳まで一人暮らししていたのだから急に娘夫婦(孫の私から見ると私の母にあたる)とは暮らすことも出来ないため我が家の近くのアパートに引っ越すことになった。
当時学生の私は親族で一番暇ということで一人暮らしの祖母の引越しを率先して手伝わされた、問題は祖母が生活保護受給者ということと猫を買っていることそして祖母に優しい環境の街であり我が家からクルマで30分以内の街を探すことである。
生活保護受給者は家賃の上限が決まっており引越し費用が援助される、これは市町村によって値段は異なると思うがとりあえず家賃の上限は決まってることは間違いないだろう、引越し業者も三社ほど見積もりを出してもらいその中から役所が決めるというスタイルでありさほど苦労はしなかった。
問題は何十年も住んでいた祖母の家の片付けである、明らかにゴミに思える物も祖母にとっては宝に見えるのか全く捨てようとしないのだ。
結局新居には入りきらず何点もの家財道具を捨てるハメになったのだがこれは引越し時に祖母を説得して捨てていれば引越し業者が安く処理してくれ時間も短縮できたのだから勿体無いことをしたと思っている。
高齢者は実際の新居に家財道具を入れなければ取捨選択出来ないと引越し業者が言っていたがこれは真であり先に先手を打つことをお勧めする。